インプラントを埋め込み、その上に人工の歯を作ります。 入れ歯にするのはバネが見えて恥ずかしい、ブリッジにすると健康な隣の歯を削らなければいけないのでは・・・
そのような方にはインプラント治療をお勧めいたします。
本物の歯とほとんど変わらない感覚で、物を噛んだり、会話を楽しむことができます。
・歯を失ったことによる食べ物の制限、不快感など、さまざまな不満や悩みが解消されます。
・義歯がしっかり固定されるので、入れ歯による「すべり」や「ずれ」がありません。
・レストランや旅行先など人前でも気にすることなく食事が楽しめます。
・天然の歯との区別が難しいほど自然な仕上がりです。
・お手入れが簡単です。
歯を失った場合の治療法には、一般的に入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの方法があり、それぞれ以下のような特徴があります。
良い点 | 留意点 | |
---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
顎の骨の高さや幅が少ないと、そのままではインプラント治療はできないため、ソケットリフトやサイナスリフトを行なうことがあります。
『ソケットリフト』はインプラント体の挿入口から移植骨や骨補填材を挿入して、安全に上顎洞底部位を押し上げて骨を増大してから行う治療です。インプラントを植立する位置に、ドリルを使用して骨を約1mmだけ残し、専用の器具(オステオトーム)で上顎洞を押し上げます。その後、上顎洞底が持ち上がったところで、インプ ラントを埋入して終了となります。術後の腫れもほとんどなく、入院の必要もありません。
『サイナスリフト』とは、上顎骨の幅が広範囲に狭く、そのままではインプラント治療が不可能な場合に行なうインプラント埋入前の前処置です。上顎骨の側方に穴を開け上顎洞を覆う膜(シュナイダー膜)を注意深く歯槽骨と上顎洞粘膜をはがしていき持ち上げて上顎骨と上顎洞の間に隙間を作ります。骨の横からその隙間に自分の骨または、骨補填材を入れて増骨します。増骨が終わりましたら、特殊な膜で塞ぎ、歯肉を縫合します。もとの顎の骨の厚みがある程度あればオペと同時に行いますが、かなり骨が薄い場合には、まず骨を作ることのみを行ない、半年ほど経過し骨ができて厚みが十分になってから、新しくできた骨にインプラントを埋入するようにします。
長所 | 長所 | |
---|---|---|
ソケットリフト |
|
|
サイナスリフト |
|
|
CT・各種レントゲン診断・ステント作製
インプラント埋入手術料金は部位や骨の状態によって異なります。
インプラントは人工物なので、虫歯になる心配はありませんが、歯周病になる可能性があります。
歯周病になると最悪周囲の骨が溶けてインプラントが抜け落ちることもあります。
インプラントの手術が完了すれば、それで終わりというわけにはいきません。インプラントを長い期間使い続けるためには、日頃からのメンテナンスが必要です、歯間ブラシやデンタルフロスなども使い、丁寧に口の中を綺麗にしておくことが必要です。
チタンアレルギーをお持ちの方は、インプラントを入れた後にアレルギー症状が出てしまう可能性があります。
過去にアクセサリー等で金属アレルギーの症状が出た経験がある方は、治療前に担当医にご相談ください。
重度の虫歯がある
全身疾患や持病がある
あごの骨が薄い・少ない
妊娠中
といったケースの人は、インプラント治療をするリスクが高いと考えられています。ただし、どのケースであっても、インプラントができないということではありませんので、担当医にご相談ください。
当医院でインプラント治療をお受けいただいた患者様に対し、インプラント体及びアパットメント(土台接続部分)を手術日より10年間保証いたします。
当医院での再治療で、一回に限り対象となります。
他医院で再治療を受ける場合は、保証期間内でも患者様の自己負担となります。
年4回(3ヶ月毎)の定期検診・メンテナンスを継続して受けている場合のみ上記保証の対象となります。
同じ口腔内の虫歯や歯周病の進行がインプラントに大きな影響を与えます。インプラントは永久的なものではありません。天然歯と同じように歯周病や感染症、大病を患ったことにより、脱落する場合があります。
日頃のホームケアに力を入れ、病気に対する抵抗力を高め、健康的な生活を送れるように心掛けましょう。
メンテナンスは、やむを得ない場合を除き(長期出張や入院で検診が遅れた、など)検診月を過ぎた場合は保証の対象となりません。1年以上メンテナンスを受けていない場合はいかなる理由でも保証の対象となりません。
※事情があり、検診予定月に受診できない場合は、必ずご連絡をお願いいたします。
次のメンテナンス日はご来院時にご予約いただきますが、お忘れにならないよう自己管理をお願いいたします。特にご予約を取られない方は、予定月を過ぎないよう自己管理をお願いいたします。
インプラントや歯列矯正をはじめ、全ての歯科治療における治療費及び診査費は医療費控除の対象となりますので、確定申告をすることによって実際の費用負担を軽減することができます。
自分自身や家族のために、1年間に医療機関に支払った医療費の合計金額が10万円を超える場合に、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。(年収によっては10万円以下でも可能) 医療費控除は、所得金額から一定の金額を差し引くもので、控除を受けた金額に応じた所得税が軽減されます。
(1)納税者が自分自身又は自分と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費である事。
(2)その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費である事。
(医療費の合計額※1-保険金などで補てんされる金額)-10万円※2 = 医療費控除額
医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を提出してください。
その際、医療費の支出を証明する書類、例えば領収書などについては、確定申告書に添付するか、提示することが必要です。
また、給与所得のある方は、このほかに給与所得の源泉徴収票(原本)も付けてください。